030925
晴天 白根山の裏側、北東面にある「芳が平」に行って来ました。 渋峠dでバスを降り、コメツガなどの針葉樹に覆われた谷筋を歩き始めます。 道の両側には、今は盛りとリンドウが咲き乱れておりました。台風一過の青空が、雨に洗われた紫色や緑の葉を輝かせております。 しばらく行くと気持ちのよいササの大草原に出て気分爽快です。 見晴らしの良い高みに来ると、小さな赤い屋根の芳が平ヒュッテが見えてきました。 ハイジの小屋のようです。本物は見たこともありませんがいつの間にか青空は消え、ガスが降りてきて視界をさえぎり始めました。少し寒くもなってきました。 ベンチに腰をかけて昼食をとった後、湿原をひと回り歩きまわってみました。所々に静かな池がありました。曇ってしまっていたので、ちょっと寂しげな雰囲気でした。 いよいよ白根の東側にまわります。今度は一帯にナナカマドの木がたくさんありました。 真っ赤に色づいた実がじつに見事でした。 見渡すと、辺り一面は今までの風景とはまったく違って、薄茶色い山肌に岩と白骨のような立ち枯れた木々が、墓地を思わせるような荒涼とした雰囲気でした。 この日はゆっくりと、本当にゆっくりしたペ−スでのんびりと歩きました。休憩を含めて四時間歩きました。食事時間も一時間とりました。 標準的なコ−スタイムは、二時間半です。 帰りは草津の町営風呂を三軒梯子し、駐車場代分を取り戻してきました。 |
気持ちのよいササ原 | リンドウ沿いの山道 |
岩と木の根とナナカマドの山肌 | 原の池塘. |